8月4日(木)に行われたハードウェアスタートアップに関するイベント「HARDTALK TOKYO」に参加してきました。以下の内容のなかでも特にJulio Terra氏(Director of Technology and Design Outreach at KICKSTARTER)、大蘿淳司氏(Representative Director & CGO at Mistletoe)、麻生要一氏(Media Technology Lab. Executive Manager at Recruit Holdings)のお話からハードウェアプロジェクトのためのポイントを整理してみました。
7:00pm〜:オープニング挨拶
Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
高橋ひかり - Co-founder/Customer Success Lead at Brain Portal
7:05pm〜:対談 #1
Julio Terra - Director of Technology and Design Outreach at KICKSTARTER
Moderated by 松崎 良太 - CEO and Founder at Kibidango
7:15pm〜:対談 #2
大蘿淳司 - Representative Director & CGO at Mistletoe
Moderated by Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
7:25pm〜:対談 #3
麻生要一 - Media Technology Lab. Executive Manager at Recruit Holdings
Moderated by 高橋ひかり - Co-founder/Customer Success Lead at Brain Portal
7:35pm〜:対談 #4
上川衛 - General Manager, Business Development Division at Sony Corporation
Moderated by Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
7:45pm〜:対談 #5
DAVID CORBIN - Director of Content Strategy at Tech in Asia
Moderated by Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
7:55pm〜:対談 #6
中西敦士 - CEO/Co-founder at D Free & 九頭竜雄一郎 - CTO at D Free
Moderated by Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
8:05pm〜:スタートアップによる製品デモ
Moderated by Jerry Yang - General Partner at Hardware Club
Demo by Nature, Inc., BOCCO (YUKAI Engineering.Inc), Blincam Inc.
1. コミュニティ、ファンを先につくる
Julio Terra氏(Director of Technology and Design Outreach at KICKSTARTER)
・コミュニティ、ファンをつくることはプロダクトをつくるよりも難しい
・プロジェクトを秘密にしておいて一気に公開するよりもやっていることをオープンにして少しづつファンをつくるほうが効果的
・開発コストが不明確なままプロジェクトを進めてしまうと持続しない
・すぐにグローバルマーケットに出せるアイデアでも、すべての人たちが腹落ちするようなアイデアでなければならない
・KICKSTARTERの魅力は資金を集めるだけでなく、コミュニティがつくれること
2. バズをつくり誰に売れるのかを定量化する大蘿淳司氏(Representative Director & CGO at Mistletoe)
・オンライン上でバズをつくってから売り込むことが大事
・動画は現状がどのように変わるのかがわかりやすくインパクトが大きい
・自分のプロダクトのことは話せるが誰にどう売ればいいのかがわからない場合が多い
・売れるか売れないかはバズがどれくらいあるかで決まるため、それを定量化してディストリビュータに持って行くのが良い
・最初から世界を狙い、プロダクトがフィットするところを見つける
3. オープンイノベーションの活用麻生要一氏(Media Technology Lab. Executive Manager at Recruit Holdings)
・昨今リクルートがハードウェアに力を入れている
・BRAIN PORTAL:ハードウェアスタートアップの製造をサポート、3ヶ月でプロトタイプ開発まで行う
・TECH LAB PAAK:ITイノベーターのためのコワーキングスペース、オフィス
・ソフトウェアのイノベーションは出尽くしてきているため、IoT時代はハードウェアのイノベーションを生み出していく
・モノにサービスが付帯してくる
・オープンイノベーションの事例:ソニーとワークショップを行い新規事業をつくる
以前参加したイベント「大企業が新規サービスを1ヶ月でローンチする方法:Reaktor」 でもバズ効果の重要性について語られていました。ハードウェアプロジェクトにおいては、ユニークなストーリーによってプロジェクトをオープンにしていきながら、多様なスキルを持ったチームの人材を集めたり、ファンをつくることが重要だと感じました。
「アントレプレナーの教科書」で書かれている「顧客開発モデル」も参考にしながら、IoT時代のデザイナーとして、IoTのテクノロジー、製造の知識、ビジネス感覚なども身につけていきたいと思います。
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