2013年8月19日月曜日

HCI International 2013

HCI(Human Computer Interaction)の国際会議に参加するためにラスベガスへ行きました。
今回は航空管制プロジェクトの成果を「Developing a User Interface Design of ATM Systems」というタイトルでポスター発表してきました。

予約していたサンフランシスコからラスベガスへ行く飛行機がキャンセルになってしまい、予約し直した飛行機でラスベガスに着いたのは深夜でした。


 会場のミラージュホテルに着いてから、軽く不安の残る発表練習をして深夜3時頃就寝。


ポスターセッションの会場へ行きます。

コーヒーブレイクの時間になるとコーヒーやパンが用意されるので、朝はこれが朝食になります。





これまで、現状の航空管制卓の観察調査、航空管制官のタスクの視覚化、問題点の分析、アイデア展開を行ってきました。
今後は電子航法研究所の元航空管制官の方を被験者としてアイデアの評価をして、全体のデザインの方向性を決めていきます。

2013年8月17日土曜日

カリフォルニア芸術大学の創造性を高めるための環境:HCD-Netツアー(サンフランシスコ)

HCD-Netツアーに参加するため、7月21日からサンフランシスコへ行ってきました。

今回のツアーのなかで、カリフォルニア芸術大学(California College of Arts)を見学させてもらいました。


壁が動かせるようになっています。







RAPID PROTOTYPING STUDIO
 













レーザーカッターでサインをつくったりしています。





創造性を高めるための環境がデザインされていて、必要なものを自分たちでつくってしまうようなところに感銘を受けました。

2013年6月17日月曜日

アキッレ・カスティリオーニから学ぶデザインのための3つのポイント

アキッレ・カスティリオーニの会に参加しました。
「アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン」の著者である多木陽介さんのお話のメモ。

カスティリオーニのデザインのための3つのポイント
  1. 観察と分析
  2. 自然に近い創造行為
  3. 透明さの探求


1. 観察と分析
・ものに込められた知恵を身体で読み取る(実際に身につけたり使ってみる)
・転用(大理石を削る職人が石の破片が目に入らないようにするためのゴーグルに茶こしを転用)


・名詞を消して動詞(機能)から考える
・サングラスのレンズ(名詞)の光の量を調節する(動詞)という機能からレンズを使わない、隙間の開き具合で光を調節するサングラスをデザイン


  2.自然に近い創造行為
・背景にある環境や文化まで戻ってデザインする(根っこまで戻って枝へ)



3. 透明さの探求
・機能だけを残し、無駄なものを削ぎ落す
・例えば、PARENTESI(カギ括弧)という照明は、重りでワイヤーをピンと張ることで、ワイヤーを通したかぎ括弧のような形のハンドルが固定されることで、どんな方向にも光を当てられるという機能を実現している



カスティリオーニの会が始まる前にPARENTESIを組み立てました。
(最初はどうやってハンドルを固定するのか分からなかった。。)



イタリアでは「デザイナー」ではなく「プロジェクタツィオーネ」という言葉があり、プロジェクトを企画し目的を達成するためにチームでデザインしていくという考え方があるようです。デザインを「創造的に設計すること」と捉え多様な分野でデザインを活用するという姿勢を感じました。

2013年2月22日金曜日

EIWAC2013

航空管制プロジェクトでお世話になっている電子航法研究所が主催する国際ワークショップ(EIWAC2013)が日本科学未来館で行われ、ポスター発表してきました。

「Developing Visualisation Techniques of Tasks in Air Traffic Control Work」という研究タイトルで、今回は管制官のタスクの視覚化の方法と、そこから得られた気づきから次世代の航空管制卓のUIのコンセプトを提案しました。





    
7月のHCIでの発表に向けて、分析のまとめとプロトタイプをつくることが課題です。

寄藤文平トークイベント

2月8日(金)に新宿紀伊国屋本店で行われた、寄藤文平さんのトークイベントに行ってきました。


描いていただいた似顔絵は唇がポイント?

絵と言葉の距離を意識したら、もっと自由にスケッチを描けそうな気がしました。
センスはないけどガッツのある人になります。