2011年4月6日水曜日

紙を使って考えるワークショップ(芦沢啓治)

3月4日は芦沢啓治さんに来ていただき、一日で調査、発想、プロトタイプ、発表までをやるワークショップでした。

紙を折りまくって発想します。

全員の作品の講評。


芦沢さんのお話のメモ。
  • 自分で作ったものが世の中に出たら、どんなリアクションがあるかという好奇心がある
  • 自分の土俵で戦うことで、普通のデザイナーが作らない家具を作りたい
  • 商品化の敵はカスタマーセンター
  • 自分にしかできないことを考える(例えば、9mmの丸棒でできることが分かっている)
  • 工場を見に行く(日本ではなかなか作れないので、台湾の工場へ行った)
  • 事務所の家具を自分で作ることで、空間にリズムが生まれる。ノイズが減る
  • まず紙で考え、鉄で作ったらどうなるか。厚さごとに検討する
  • どこにでもある紙をちょっとした空き時間に折って見る。技が増える
  • 自分で作ったものから発展させる。続けることが大事

ミラノサローネ出展へのアドバイス
  • ミラノサローネでは、プロも学生も関係なく同じ土俵で見られる
  • なぜこれを作るのか、なぜこれがいいのか、自問自答を繰り返すしかない
  • 優れているデザインには全てに意味がある
  • もっと世の中の優れたデザインを見る必要がある
  • 新しいアイデアよりも、もっとインパクトがないと見てもらえない。ものの存在が美しいかどうか
  • とことん努力してダメだったらしょうがない
  • 自分の気持ちを伝える。語学は必要
  • 実際に失敗しないと、本当にやろうという気にはならない

芦沢さんの言葉は説得力があり、広くデザインについてアドバイスをいただきとても刺激的でした。